2013年9月9日 | ブログトップ |
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9月9日(月)〜9月10日(火) 分杭峠紀行 (9月9日月曜日) 折角の夏休みなので、随分前から興味を持っていた分杭峠に行く事にしました。 気ままな旅行ということで、宿の予約はせずに車中泊を覚悟の車旅です。 ![]() ![]() 急な坂を登って、頂上が三国峠です。 三国峠では、既にススキが秋の到来を告げていました。 そして、三国峠を越えると富士山と山中湖の遠景が楽しみ。 ところが富士山は生憎の雲に隠れていました。 とりあえず、山中湖を中心とした写真を撮って、先に進む事にしました。 ![]() 今回は、中々使うチャンスが無い一眼のフィルムカメラも持って行くことにしました。 今年の7月14日の記事でフィルムを装填し撮影の準備が出来たと報告しました。 でも、いざ撮ろうとしても、直ぐ見れない写真はあまり撮る気がしません。 今回の様に記念に残る写真ならという訳です。 結果的に、六角堂には、コンパクトデジカメ2台とフィルムの一眼カメラの3台を持って行きました。 一眼カメラは、交換用レンズ4本が入った重たいカメラバッグです。 でも、このカメラバッグが良くありません。とっても重いのです。 まったく意味が無いマクロレンズまで入っていたのです。いい経験でした。 本番の分杭峠へ、カメラバッグを持って行くことが意味無いと分かったのです。 分杭峠は、手前に車を止めてシャトルバスで現地に移動するのです。 また、湧水を10L程持ち帰る予定なので、カメラパックを持って行ったら死んでいました。 ズームのレンズは、広角、標準、望遠のそれぞれを中心としたものが3本あります。 風景を撮るのが中心なので、広角ズーム1本があれば充分ということも分かりました。 そういう事で、明日の準備は万端です。 ![]() 精進湖からは、一般道路を通る条件で茅野市の国道152号線の入口までをナビにセット。 あとは、せっせと一般道を走り続けるという予定でした。 所が、甲府に入って国道20号線に入ると想いながら運転していたら、ナビの誘導を勘違いしてしまいました。 曲がるところが分かり難かったというのもありますが、国道20号線側に引っ張られたという感じです。 結局、近道をせずに、国道20号線に向かって直角に進んだということです。 でも、状況は段々と悪化していきました。まず、国道20号線や甲府市街地に向かう交通で大渋滞。 そこで、迂回路を取ったのですが、今度は国道20号線への合流が旨くない。 国道20号線のこの部分は、高架道路となっており、脇道からの流入ができないのです。 ナビは戻れと言うし、戻ってどうやって合流するかも表示からは読み取れません。 結局、右往左往して、何とか韮崎市の方向に進む事が出来ました。 茅野市についたのは、夕方の6時頃でしたでしょうか。 高速道路を使っても4〜5時間は掛かるのに、観光しながら6時間で到着とは驚きでした。 これほど、平日の昼間の移動は早いということなのだろうと驚きは隠せませんでした。 それからのルートは考えていませんでしたが、とりあえず国道152号線に入ってみる事にしました。 茅野から一気に高度を上げます。茅野の山道入口は、標高768mです。 5km弱で杖突峠に到着です。杖突峠は標高1086m程度です。一気に300mを掛け登ったということになります。 ここまでの道を見て、分杭峠の評判に記載された悪路は、ごく一部ということが分かりました。 だから、一気に宿泊予定の高遠町まで駆け抜けることにしました。 途中、驚くほどに整備されていました。 多分、全体の2/3程度の道中は、両側1車線ながら、自動車道路の規格を持つ、立派な道路でした。 これが分杭峠では、駐車禁止になるほど狭くなるとは少し信じ難いという思いで車を走らせました。 こういう運びで進めば、宿泊は高遠町と決めていました。 高遠町は、温泉がある町だと聞いていましたが、この時間に宿がどこにあるのか分かりませんでした。 代わりに、道の駅がありました。南アルプスむら長谷という道の駅です。 これでトイレの心配は要りません。安心して今日の移動を終わりました。 (9月10日火曜日) ![]() 確かに、分杭峠の前後は狭い道となっていました。 高遠町の辺りは、標高830m程度です。分杭峠は、標高1,434mです。 10km弱の区間で約600mを掛け登ることになります。 もちろんヘアピンカーブも沢山ある山道です。とっても面白いドライブでした。 山頂に着くとまたまた驚き。駐車禁止なのに車が2台も止まっています。 1台は路上に止まっています。もう一台は、大鹿村古道入口の歩道に首を突っ込んで止まっています。 マナーの悪さにまたまた驚きという次第でした。 ![]() 分杭峠は、峠というだけあって、高遠町と大鹿村を分ける峠となっています。 しかし、残念ながら、南アルプスの西側の山々に囲まれていて、視界は限られています。 右の写真は、分杭峠から北側に臨む風景です。北アルプスの方向なのですが。 高遠町の上にある山々は、その手前の山の様です。それでもこの迫力でした。 ![]() ホームページの案内では、15分間と説明されていましたが、実質10分程度で着きました。 ![]() ![]() でも、家内がせっかく来たのだから行きたいと言い出しました。 まあ、状況を見ながら行けばよいと判断して水場に続く道を進んで行きました。 この後、この判断が正しいということになるとはつゆ知らず。 最初に崖に砂が零れ出た様な窪みがありました。 そして、バーコードの看板が置いてありました。 バーコードでWebサイトを開くと、ここの解説が出ていました。 なんと、この場所が気功師の偉い先生がここに気があると説明した場所だというのです。 つまり、ここが本当の気場だということなのです。 (おっと、これは機密情報かな) ![]() ![]() 磁場が無くなると聞いて確認してみました。 携帯電話に電子式の方位磁石が付いていました。 この窪みの近くで実験すると確かに磁場が無くなっている様です。 携帯電話を水平に回転されると、方位磁石の針が携帯電話に付いて、回転しているのです。 つまり、磁場を検知できないということです。 一般の磁石を使った針式の方位磁石なら、針がくるくる回るといったところでしょう。 次に見かけたのは、崖崩れの現場です。でも、今崩れたという訳ではなさそうです。 ここにもバーコードが有ったので開いてみました。 この場所は、毎年崖崩れが起きる場所で、中央構造線の真上という説明がありました。 この場所は、先ほどの窪みと違って、気の通り道という印象を受けました。 通り抜ける気に影響されて、崖崩れが発生するという感じです。 ![]() そこで、アレッと思ったのです。ここは立入禁止ではなかったのか。 この状況を見て気付きました。あの看板は、完全にフェイントなのです。 というか、万が一、崖崩れが起きた時の良い訳に立てている看板だという訳です。 あまりにも酷い話だなとは思います。しかし、ここはそういう目的ではないので、とりあえず無視しました。 水のタンクは、5Lと4Lを持って行ったので、合計9L、9kgの水を抱えての戻りとなりました。 なかなか辛い。 ![]() 気を感じることはどういうことか。無心を感じてみよう。 そういう感じで暫く佇んでいました。 面白い事がありました。両手を広げて、その中に気が溜まらないかなと見ていたのです。 漫然と見ていると目の焦点が無限大に広がっていきます。 そして、右目と左目の映像が分かれていくので、手の指が20本になっていきました。 でも、これは意識すれでできる事です。問題はここからでした。 焦点を合わせようとすると、逆に左右の目が逆方向に広がった様になったのです。 焦点が無限大の時の指の並び方と比べて、もっと出鱈目に指が見えたのです。 正しく焦点を合わせるのに少し苦労しました。 こんな体験は初めてでした。まあ、気がどうのこうのという現象とは思いませんが。 不思議な体験でした。 バス待合い所に戻った後、少し時間があったので、気功師が見つけたという場所にもう一度行ってみました。 そうすると、パスが発車するというので、慌てて戻って分杭峠を後にしました。 話は少し戻りますが、分杭峠にあったバーコードで開いた画面には、番号が付いていました。 そして、各画面にキーワードが付いていたのです。 7つのキーワードを集めるとゼロ磁場秘水が貰えるというのです。 返りのバスに乗るまでに、キーワードは2番目から6番目の5個しか集まりませんでした。 でも、きっとバス発着所の売店にキーワードがあると信じて戻った次第でした。 それまで集めたキーワードを並べてみました。 「○ロ磁場秘○」です。そして貰える商品が「ゼロ磁場秘水」 そうか、最初のキーワードは「ゼ」、最後のキーワードは「水」しか無いと思いました。 そうやって売店に着くとやっぱりありました。 最後の7番目のキーワードです。そして、先ほどの推測が間違っていたことが分かりました。 引っ掛け問題です。この会社の企業秘密だと思うので、7番目のキーワードはここでは明かしません。 でも、面白いと思いました。要するに1番目は無いということでしょう。 そして、7番目は売店にあるのですが、7番目に気付かないと引っかかってしまうのです。 何も考えないと、私が推測した様に「ゼロ磁場秘水」と答えるのではないのでしょうか。 そうして、残念でしたという訳です。 そんな解説をしていると、店員が笑って「ゼロ磁場秘水」を1本渡してくれました。(^o^) 一旦、道の駅に戻ってお土産を買った後、再度、分杭峠にいってみることにしました。 朝、車で行った時に、ナビが誤動作しました。 ゼロ磁場を体験したので、ゼロ磁場が原因かどうかを確かめたかったのでした。 でも、ナビは正常でした。ここでも誤動作すると面白かったのですが。 分杭峠まで来ると、その先に行きたいということになりました。 丁度、分杭峠を過ぎたところにある標識に次の様に書かれていました。「日本で最も美しい農村 大鹿村」と。 だったら、もう来れないかもしれないので、そこまで行ってみようということになったのです。 ![]() ところが、食事をする場所がありません。 大鹿村の大部分を走り抜けましたが、レストランとか食堂が見つからないのです。 俳優原田芳雄のディアイーター(右上の写真)という食堂はあったのですが、準備中となっています。 右往左往していると、先ほどの観光案内所のすぐ前に食堂がありました。 もう選択肢が無いと、そこで昼食を頂きました。 でも、ボリュームも味も満足のお店でした。 また、接待してくれたお店のお嬢さんが美人だったことも印象的でした。 ![]() ![]() 説明された道では無いのですが、この場所からだと距離的には近そうだったのです。 最初は、時間的に諦めていたのですが、ここまで来たらということで一気に登ってみました。 右の写真は、その途中の風景です。 標高が1400mから800mを望んだという感じの風景です。 夕立神パノラマ公園を含めていろいろと写真を撮りました。 でも、一番立体感が出ているので、この写真を紹介します。 ![]() 右の写真は、その夕立神パノラマ公園にある展望所です。 生憎、赤石岳など高い山は、雲に隠れていました。 だから、そう風景はお見せできないのですが、この場所からの風景が素晴らしいということで紹介します。 夕立神パノラマ公園からは、一路、帰宅路となります。 ![]() 右の写真は、その断層を目で見れるという場所の一つです。 「中央構造線の北側露頭」といいます。左側が北側の断層で、右側が南側の断層となります。 この構造線の延長が分杭峠にも掛かっているということです。 左側の地層は、脆くで壊れやすいのだそうです。 だから、この地域では、西側の斜面で崖崩れが沢山起きていました。 今回は、娘の近くまで来ていたのですが、観光が目的だったので、寄らないつもりでした。 でも、ゼロ磁場秘水をお土産に買ったので、ちょっとだけ寄る事にしました。 孫の顔を見て、少しだけだっこして帰りました。この一瞬がまた楽しいです。 明日が夏休みの最終日です。出勤に備えて、1日ゆっくりと過ごしたくて家路を急ぎました。 帰りも一般道です。娘の家を夕方6時頃に出発しました。 途中、夕食を頂いたのですが、帰宅したのは11時過ぎです。 やっぱり、平日の移動は一般道で充分だというのが今回の結論でした。 ![]() |
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